DKIM(CNAME / ドメインキー認証)の詳しい解説
到達率
更新日 12月 2, 2021
DKIM(CNAME / ドメインキー認証)の概要

DKIMは、電子署名を付与することで送信元のドメインを認証し、送信元アドレスを偽装した迷惑メールを防ぐ技術のことです。
仕組みとしては、まず秘密鍵を使って送信メールに電子署名を付加します。それを受け取った受信用サーバー側では、送信元ドメインのDNSサーバーに問い合わせを行い、公開鍵を使って署名の照合を行います。これにより、受信したメールがなりすましでないかどうかの確認が可能になります。
このDKIM署名には「第三者署名」と「作成者署名」の2種類があり、送信元メールアドレス以外(メール配信システム等)のドメインを使う「第三者署名」よりも、メール送信元アドレスのドメインを使う「作成者署名」の方がより信頼度が高いと判断がされます。
Benchmark Emailでは、この「第三者署名」が自動的に付与されるようになっていますが、到達率の向上のために「作成者署名」の設定を推奨しております。「作成者署名」は、送信元メールアドレスのドメインごとに設定を行う必要があります。*「第三者署名」は、DMARCでは許可されません。
また、DKIMの設定を行うには、フリードメインではなく独自ドメインである必要があります。
設定すべきCNAMEレコード
[ ホスト名 / エントリー名 ] 欄 bmdeda._domainkey.「ドメイン」
[ Points to / Value / 値 / 内容 ] 欄 bmdeda._domainkey.bmsend.com
注1:「ドメイン」には、配信元メールアドレスの@以降の部分を挿入してください。
例)news@abc.comの場合はホスト欄にbmdeda._domainkey.abc.comと設定します。
注2:送信ドメインが複数ある場合、それぞれのドメインにCNAMEを設定します。
注3:ご利用のドメイン会社様によっては、「bmdeda._domainkey」に含まれる「_(アンダースコア)」が使用できない場合がございます。その場合[ Points to / Value / 値 / 内容 ] 欄におきましては、「dkim.bmsend.com」を代わりにご入力いただくことで設定が可能でございます。しかしながら、[ ホスト名 / エントリー名 ] 欄の「 bmdeda._domainkey.「ドメイン」」に含まれる「_(アンダースコア)」につきましては、除外しての設定は不可となりますので、予めご了承下さい。「_(アンダースコア)」の入力可能有無は、ドメイン会社様にお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。
注4:ドメインホストによってはCNAMEのデータ/値/Valueの最後にドットを追加する必要がありますが、こちらは追加していただいて問題ございません。
お使いの送信ドメインに応じたCNAMEの発行をサポートにて承っておりますのでこちらよりご連絡下さいませ。
Benchmark EmailではDKIMの設定と併せて、SPFの設定を推奨しております。
FAQ:SPF認証についての詳しい解説
DKIM設定の他、ドメイン認証についてはこちらの動画でも詳しく説明しておりますのでご参照ください。
Youtube動画:メール配信前の送信ドメイン認証が重要!SPF・DKIM・DMARCって何?
ドメインホストごとの設定手順(例)
いくつかのドメインホストにおける設定手順を説明します。
設定方法はBenchmark Emailサポート対象外となります。
ご自身のドメインにおける設定方法が不明な場合は、ドメイン会社へお問い合わせください。
さくらインターネット
- 「契約情報」→「契約ドメインの確認」をクリック。
- 「ドメインメニュー」をクリック。
- レコードを追加するドメインの「ゾーン編集」をクリック。
- 「変更」をクリック。
- 「エントリ名」にbmdeda._domainkeyを入力、「種別」に別名(CNAME)」を選択、「値」にbmdeda._domainkey.bmsend.com 又は dkim.bmsend.comを入力し、「新規登録」をクリック。
- 新規追加を押すと、上のテーブルにレコードが追加される。
メッセージの通り、「データ送信」しないと反映されない。
- 「データ送信」をクリックしてください。
GoDaddy.com
- GoDaddyアカウントにログインします。
- マイページに移動します。
- “”My Products””タブをクリックします。
- “”Manage All””(全て管理)を選択します。
- DNSタブをクリックし、”Manage Zones“(区分の管理)を選択します。
- 使用するドメイン名を追加して検索します。
- “Record”セクション一番下にある”DNS Management”ページにて以下を行います。
- “Add”を選択し、メニューから”CNAME”をクリックします。
- 以下のフィールドに入力し、「保存」をクリックしてください。
- ホスト:bmdeda._domainkey
- ポイント:bmdeda._domainkey.bmsend.com
- TTL: 3600
Bluehost.com
- “ドメイン”セクションより、”DNSゾーンエディタ”アイコンをクリックします。
- ドロップダウンからCNAMEを追加するドメインをクリックします。
- “ADD DNS Record”(DNSレコードを追加)に移動します。
- 目的のレコード名 “bmdeda._domainkey“をホストレコードフィールドに追加します。
- TTL “3600“(デフォルト設定のままにすることができます)
- “”Type””というラベルのドロップダウンより”CNAME”を選択します
- “”Point To””(ポイント先)フィールドに「bmdeda._domainkey.bmsend.com」と入力します。
- Add Recordをクリックします。
InMotion Hosting
- CPanelにログインします。
- ドメインセクションで “”Advanced Zone Editor“”ボタンを選択します。
- ドロップダウンメニューをクリックし、CNAMEを追加するドメインを選択します。
- “”Type””の下のドロップダウンオプションをクリックし、””CNAME“”を選択します。
- 完了
- 名前:bmdeda._domainkey
- TTL:3600
- CNAME:bmdeda._domainkey.bmsend.com
HostGator.com
- コントロールパネルでドメイン名を検索し、DNSサービスインターフェイスへと進みます。
- “”Manage DNS””リンクをクリックすると、いずれかのレコードを追加するDNS管理画面がポップアップ表示されます。
- “”CNAME Records””をクリックし、次の画面で””Add CNAMERecord””をクリックします。
- 次に3つのフィールドが表示されます。
- ホスト名:bmdeda._domainkey
- 値:bmdeda._domainkey.bmsend.com
- TTL:(デフォルト設定のままにすることができます)
5.””Add Record””ボタンをクリックしてレコードを送信します。
HostMonster.com
- DomainセクションにあるDNS Zone Editorアイコンをクリックします。
- ドロップダウンボックスより、変更するドメインをクリックします。
- DNSレコードの追加へ進みます。
- ホストレコードフィールドに「bmdeda._domainkey」と入力します。
- TTL “”3600″”(デフォルト設定のままにすることができます)
- ドロップダウンメニューよりCNAMEをクリックします。
- “”Point To””フィールドにbmdeda._domainkey.bmsend.comと入力します。
- “”Add Record””をクリックします。
Arvixe.com
- “”Add Record””(レコードの追加)を選択します。
- ドロップダウンメニューにて、レコードタイプをCNAMEに切り替えます。
- ドメイン名セクションで、bmdeda._domainkeyを追加します。
- 正式名にbmdeda._domainkey.bmsend.comを追加します。
- 選択します。
- ポップアップにてUpdateを選択します。(複数のレコードを追加する場合、完了するまで更新を選択する必要はありません)。
CloudFlare.com
- Cloudflareアカウントにサインインします。
- 左上のドロップダウンメニューよりドメインを選択します
- DNS settings タブをクリックします。
- 最後にCNAMEレコードを追加します:bmdeda._domainkey.bmsend.com
Networksolutions.com
- “”DNS Manager Settings””(DNSマネージャの設定)ページに移動します。
- Host Aliases:CNAME Recordsセクションにて、Add/Editを選択します。
- 現在のCNAMEが編集可能な形式で表示されます。
- Aliasテキストボックスにサブドメインを入力または編集します。 例えば、カスタムドメインとしてweb.mydomain.comを選択した場合、””web””と入力します。または、www.mydomain.comなどのルートドメインを使用している場合は、「www」と入力します。
- Other Host選択します。
- 他のホストフィールドにbmdeda._domainkey.bmsend.comと入力します。
- 最後に、””Save Changes””をクリックします。
Ipage.com
- Domain Central画面へ進みます。
- CNAMEを追加/編集するドメインを選択します。
- 次に、DNSを選択します。
- Modifyオプションにて、CNAMEレコードをクリックします。
- 以下の情報を入力します。
- ホスト:bmdeda._domainkey
- ポイント:bmdeda._domainkey.bmsend.com
6. 最後に、””Add””をクリックします。
Name.com
- Domainタブをクリックし、ドメインリスト(トップメニュー)を選択します。
- CNAMEレコードを作成するドメインを選択します。
- ここで、左側の””DNS Record””を選択します。
- Benchmarkより提供されたCNAMEレコードを追加します。
- ドロップダウンメニューから”CNAME”を選択します。
- 送信者フィールドに、送信ドメインをbmdeda._domainkeyとして入力します。
- Answerフィールドにbmdeda._domainkey.bmsend.comを追加します。
- 目的のTTLを入力または、デフォルトにて設定します。
5. 最後に、青いレコードの追加ボタンを選択します。
ご不明な点がございましたら、こちらからサポートへお問合せ下さい。
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